何か新しいサービスを考え出す方法がないかなぁ、、、
- 既存のビジネスモデルを元に新たなモデルの作り方を紹介します
- 7つのステップを通じて生み出された新しいビジネスモデルの実現可能性の見極め方がわかります
新しいビジネスモデルを構築する7つのステップ
基本のビジネスモデルの説明は以下の記事をご覧ください。
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成功しているビジネスモデルの多くは全くのゼロから生み出されたものではなく、既存のビジネスモデルを組み合わせたものです。その法則を学ぶことにより誰でも手持ちの経営資源や自分のスキル、やりたいことと既存のビジネスモデルをかけ合わせてあなただけのビジネスモデルを構築することが出来ます。
そのために必要な7つのステップをこれから紹介していきます。
ステップ1-現状を把握する
ビジネスの現状把握のための5項目
誰に?
何を?
何を使って?
他とどのように差別化して?
収益化する?
ステップ2-顧客をシフトする
自社のサービスをどの客層に売るのか検討する
例えば今まで個人消費者向けに販売していた商品を法人向けに販売することにシフトして売上を伸ばす。
お菓子会社の江崎グリコは個人向けにお菓子を販売していましたが、法人向けにシフトしてオフィスグリコというビジネスモデルを生み出し利益を上げています。
このオフィスグリコというビジネスモデルも”富山の置き薬”という古くからあるビジネスモデルを参考に作られたサービスです。
ステップ3-顧客価値をシフトする
物を売るのかサービスを売るのか設定をする
ステップ2の個人から法人へシフトすることで売上を伸ばすように、ステップ3では顧客に提供する価値をモノにするかサービスにするかを考えます。
またモノからサービス、サービスからモノへ提供する価値を転換することで成功するケースもあります。
ステップ4-価値と顧客の経済性にシフトする
商品の価値や顧客が支払うコストについて検討する
顧客の特性や購入実績に合わせて価格を設定します。
例えばソニー損保の自動車保険は走行距離に応じて保険料が変わります。
普段自動車にあまり乗らない多くの人がこのサービスが登場するとソニー損保へ自動車保険を乗り換えました。
ステップ5-バリューチェーンをシフトする
業務を効率化する
バリューチェーンとは業務の流れを分割して捉えることです。
業務の流れや工程を変更したり、業務の効率化を行います。
例えば今は世界的起業のユニクロも元は山口県で小郡商事という衣料品を仕入れて小売販売をする会社でした。
しかし自社で製造し効率的な生産ラインを構築することで良い商品を低価格で販売することが出来、現在の様な大企業に成長しました。
ステップ6-経営資源を差別化する
他社との差別化をおこなう
経営を行ううえで必要となる人・モノ・金・情報を他社と差別化します。
独自のマニュアルで通常難しい業務を誰でも行えるようにするなどです。
例えばブックオフやハードオフなど以前は中古本や中古品の買い取りを行う為に目利き出来るスタッフが必要でした。
しかし買い取り価格をマニュアル化することにより目利きが出来るスタッフを雇う必要がなくなり、安いコストで雇えるアルバイトスタッフでも買取業務が行えるようにしました。
ステップ7-実現可能性の見極め
実現できるビジネスモデルの絞り込みをおこなう
ステップ6までで考え出したビジネスモデルに対して、実際に手元にある経営資源や参入しようとする市場の規模や成長予測、リスクの有無などを考慮した上で、実行するビジネスモデルの絞り込みをおこないます。
新しいビジネスモデルを構築する7つのステップのまとめ
これからは商品のイノベーションだけでは対応できない時代です
今回は新しいビジネスモデルの作り方を簡単に解説してみましたがいかがでしたでしょうか?
別記事の基本のビジネスモデル9つに加えてこのビジネスモデルのアイデアの出し方を理解しておき、思いつく事業があればどんどん当てはめて新しいビジネスモデルを考え出すことが大切です。
そしてこれだというビジネスモデルを見つけたらぜひ実行に向けて動き出してください。
Googleの創業者のラリー・ペイジも言っています。
どんなすぐれたアイデアでもそれだけじゃ価値はない、行動に価値があると!